column
2026.01.15

相続した不動産について、「そろそろどうにかしないと…」と思いながら、
気づけば何年もそのままになっている。
そんなご相談は、実はとても多く寄せられます。
登記の問題? 相続税? 売却費用?
もちろんそれらも大切な要素ですが、
実際にはそれ以前のところで止まってしまっている方がほとんどです。
相続不動産が動かない一番の理由は、
「やらなければいけないことが多そうで、最初の一歩が分からない」ことです。
名義変更、相続人の確認、片付け、査定、売却…。
頭の中で工程が増えていくほど、
「今は忙しいから」「もう少し落ち着いてから」と後回しになってしまいます。
もう一つ、意外と見落とされがちなのが感情の問題です。
親が暮らしていた家、家族の思い出が詰まった実家。
「売る」と決めること自体に、
どこか罪悪感や寂しさを感じてしまう方も少なくありません。
この気持ちは、とても自然なものです。
無理に整理しようとしなくて大丈夫ですが、
気持ちの部分が整理できていないと、手続きも自然と止まってしまいます。
「登記がまだだから」「相続人が多いから」「税金が心配で…」
こうした理由で動けないと思われがちですが、
これらは専門家と一緒に順番に整理できることがほとんどです。
むしろ、最初からすべてを完璧にしようとする方が、
結果的に動けなくなってしまうケースもよくあります。
相続不動産を動かす第一歩は、
「売る」「売らない」を決めることではありません。
・今、いくらくらいで売れるのか
・このまま持ち続けた場合のリスクはあるのか
・将来的にどんな選択肢が考えられるのか
こうした現状を知るだけでも、
気持ちが驚くほど整理される方は多いです。
相続不動産が動かないのは、
決して怠けているからでも、判断力がないからでもありません。
多くの方が、
「ちゃんと考えたい」「失敗したくない」と思っているからこそ、
慎重になりすぎてしまっているのです。
相続不動産について相談することは、
売却を決断することではありません。
「今の状態を聞いてもらう」
「選択肢を整理してもらう」
それだけでも、十分な前進です。
もし相続した不動産について、
少しでも「このままでいいのかな」と感じているなら、
まずは現状を知るところから始めてみてはいかがでしょうか。
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