コラム

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2025.08.28

売らない選択肢もアリ?

不動産を持っていると、
「手放して売却した方がいいのか」
「賃貸に出して収入を得た方がいいのか」
迷う場面は少なくありません。

たとえば相続した家や、住み替えで空き家になる前の住まい。
そのまま放置しておくと固定資産税や維持費がかかってしまうため、
「売る」か「貸す」かの判断が必要になります。

ここでは、それぞれのメリット・デメリットを整理し、比較のポイントをご紹介します。


賃貸に出すメリット・デメリット

✔メリット

  • 毎月の家賃収入が得られる
     長期的に安定した収益源になる可能性があります。
  • 将来、自分や家族が利用できる
     子どもの独立後や老後の住まいとして使える選択肢を残せます。
  • 資産として保有し続けられる
     土地や建物の値上がりが期待できるエリアではメリットが大きいです。

✖デメリット

  • 空室リスク・滞納リスクがある
     必ず収益が入るわけではありません。
  • 修繕や管理コストがかかる
     設備の故障やリフォーム費用はオーナー負担です。
  • 資金化に時間がかかる
     一度に大きなお金は入らないため、まとまった資金が必要な場合には不向きです。

売却するメリット・デメリット

✔メリット

  • すぐに大きな資金を得られる
     住宅ローンの返済や新居購入資金に充てやすいです。
  • 固定資産税や管理の負担がなくなる
     維持費から解放され、気持ちもスッキリします。
  • 不動産価値が下がる前に手放せる
     築年数が古くなる前に売ることで価格を維持できる可能性があります。

✖デメリット

  • 一度売れば資産としては残らない
     将来的に自分や家族が住むことはできなくなります。
  • 相続や資産運用の選択肢がなくなる
     「残しておけば良かった」と後悔するケースも。
  • 売却時の税金がかかる場合もある
     譲渡所得税や住民税などを考慮する必要があります。

判断のポイント

どちらを選ぶかは、ライフスタイルや資金状況によって変わります。

  • 今すぐまとまった資金が必要か?
  • 管理の手間やリスクを負担できるか?
  • 将来的に住む可能性を残したいか?

これらを基準に考えると、自分に合った選択が見えてきます。


まとめ

不動産を「売る」か「貸す」かは、どちらが正解というものではありません。

  • 安定収入や将来利用を重視するなら賃貸
  • まとまった資金や管理負担の軽減を重視するなら売却

大切なのは、ライフプランや資金計画に照らし合わせて考えることです。

迷ったときは、不動産会社や専門家に相談し、両方のシミュレーションを比較するのがおすすめです。