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2026.01.21

相続不動産の査定で“やってしまいがちな勘違い”

相続した不動産について、「とりあえず査定だけでも…」と思いながら、
なかなか一歩を踏み出せない方は少なくありません。

実はその背景には、査定に対するちょっとした勘違いがあることが多いのです。
今回は、相続不動産の査定でよくある誤解について整理してみましょう。

勘違い① 査定を頼んだら、必ず売らなければならない

これはもっとも多い勘違いのひとつです。

査定はあくまで「今の価値を知るためのもの」。
査定を受けたからといって、売却を決断する必要はまったくありません。

実際には、
・売るかどうか迷っている
・兄弟姉妹で話し合う材料がほしい
・将来のために価格だけ把握しておきたい
という理由で査定を依頼される方も多くいらっしゃいます。

勘違い② 相続した直後は、査定できない

「名義変更が終わっていない」「相続の手続きが途中」
そんな状態だと査定はできないと思われがちですが、これは誤解です。

正式な売却には名義の整理が必要になりますが、
査定自体は相続手続きの途中でも可能なケースがほとんどです。

むしろ、早めに査定をしておくことで、
今後の手続きや判断がスムーズになることもあります。

勘違い③ リフォームしてから査定したほうが高くなる

「古いから、少し直してから査定を…」
そう考える方も多いですが、これも注意が必要です。

相続不動産の場合、
リフォーム費用がそのまま査定額に上乗せされるケースは多くありません。

物件によっては、
「現状のまま」のほうが買主の選択肢が広がることもあります。
まずは手を加えずに査定を受け、判断するのがおすすめです。

勘違い④ どこに頼んでも査定額は同じ

査定額は、依頼する不動産会社や担当者によって差が出ることがあります。

・周辺相場の捉え方
・売却事例の分析方法
・売り出し戦略の考え方
こうした点が異なるためです。

大切なのは、
「一番高い査定額」ではなく、
その価格に根拠があるかどうかを確認することです。

勘違い⑤ 査定は「売却の最終判断」

査定はゴールではなく、スタート地点です。

査定結果をもとに、
・売却する
・しばらく保有する
・家族で改めて話し合う
など、さまざまな選択肢を考えることができます。

相続不動産の査定は「安心するための材料」

相続不動産の査定は、
無理に決断を迫られるものではありません。

「今の状況を数字で把握する」
「選択肢を整理する」
そのための材料として、上手に活用していただきたいものです。

相続した不動産について少しでも不安がある方は、
まずは査定を通して、現状を知るところから始めてみてはいかがでしょうか。