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2026.02.10

相続した不動産、売る・残す・貸すの判断基準

相続した不動産について、
「売ったほうがいいのか」「残すべきか」「貸すという選択もあるのか」
こうした悩みを抱える方はとても多くいらっしゃいます。

正解はひとつではありません。
大切なのは、ご自身やご家族の状況に合った選択をすることです。
今回は、相続不動産をどうするか迷ったときの、
売る・残す・貸す、それぞれの判断基準を分かりやすく整理します。


まず大前提|感情と現実は分けて考える

相続不動産には、
思い出や家族の気持ちが強く結びついていることが少なくありません。

「親が大切にしていた家だから」
「簡単に手放していいのか分からない」
こうした気持ちはとても自然です。

ただし、感情だけで判断してしまうと、
将来的に管理や費用の負担が重くなるケースもあります。
気持ちを大切にしつつ、現実的な条件も一緒に整理していきましょう。


売る判断基準|負担を減らしたい場合

次のような場合は、「売る」選択が向いていることが多いです。

・誰も住む予定がない
・遠方で管理が難しい
・固定資産税や維持費の負担が気になる
・将来的な相続トラブルを避けたい

空き家のままにしておくと、
老朽化や近隣トラブル、防犯面の不安など、
見えないリスクが積み重なっていきます。

売却することで、
現金化して分けやすくなり、
家族間の話し合いもスムーズになるケースが多いのも特徴です。


残す判断基準|将来の利用予定がある場合

次のような場合は、「残す」選択も十分に考えられます。

・将来自分や家族が住む予定がある
・セカンドハウスとして使いたい
・思い出の家として手放したくない
・立地が良く、将来の資産価値が見込める

ただし、残す場合でも、
固定資産税・修繕費・管理の手間は継続的に発生します。

「気持ち」だけでなく、
長期的に維持できるかどうかを冷静に考えることが大切です。


貸す判断基準|収入と管理のバランス

「貸す」という選択は、
売らずに収入を得られる点が魅力です。

向いているのは、次のようなケースです。

・立地が良く、賃貸需要が見込める
・ある程度のリフォームが可能
・管理を任せられる体制がある

一方で、
空室リスクや修繕費、入居者対応など、
オーナーとしての責任も発生します。

「想像していたより大変だった」と感じる方も少なくありませんので、
収支と手間のバランスを事前に確認しておくことが重要です。


判断に迷ったら、まずは「価値を知る」

売る・残す・貸すのどれを選ぶにしても、
まず知っておきたいのが、今の不動産の価値です。

・売った場合、いくらくらいになるのか
・貸した場合、どれくらいの家賃が見込めるのか
・そのまま保有した場合のコストはどれくらいか

こうした数字が分かるだけで、
感情だけでなく、現実的な判断がしやすくなります。


まとめ|ご家族に合った選択が、いちばんの正解

相続不動産の選択に、絶対の正解はありません。

・売る → 負担を減らしたい方に
・残す → 将来の利用予定がある方に
・貸す → 収入と管理のバランスが取れる方に

それぞれにメリット・デメリットがあります。
ご自身やご家族の状況に合った形を、
ゆっくり整理していくことが大切です。

迷ったときは、
まず「今の価値」を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
それが、後悔のない選択への第一歩になります。