column
2026.02.17

相続した実家について、
「そのうち家族で話そう」と思いながら、
なかなかタイミングがつかめない――。
実はこれ、とてもよくあるケースです。
売る・残す・貸すといった結論よりも前に、
“いつ話すか”で止まってしまうご家庭は少なくありません。
「四十九日が終わってから」
「一周忌が過ぎてから」
そう考える方は多いものです。
確かに、気持ちの整理がついていないうちに
お金や売却の話をするのは気が引けることもあります。
ただ実際には、
法要のタイミングは家族が集まりやすく、
自然に「今後どうする?」と話題にしやすい時期でもあります。
実家の話を後回しにしていると、
次のようなことが起こりやすくなります。
・誰も管理しないまま空き家になる
・固定資産税だけが払い続けられる
・兄弟間で温度差が生まれる
・売却のタイミングを逃す
特に「なんとなくそのまま」にしている期間が長くなるほど、
気まずさや負担が積み重なってしまう傾向があります。
実は、実家の今後については
「少し早いかな?」と感じる時期に、
軽く方向性だけでも話しておくのが理想です。
この段階では、
売却を決める必要はありません。
・誰か住む予定はある?
・管理はどうする?
・将来的には売る可能性はある?
このくらいの確認だけでも十分です。
家族で実家の話をする際は、
いきなり「売るかどうか」から入らないのがポイントです。
まずは、
・今どれくらい維持費がかかっているのか
・固定資産税はいくらか
・管理の負担は誰が担っているのか
といった“事実”を共有することから始めましょう。
感情よりも先に、現実を共有することで、
冷静な話し合いがしやすくなります。
家族での話し合いが進まない理由のひとつに、
「いくらなのか分からない」という不安があります。
売るかどうかを決める前に、
まずは今の価値を知るだけでも、
判断材料が増え、話し合いが前向きに進むことが多いのです。
査定は、売却を決めるためではなく、
家族で冷静に話すための材料として活用できます。
相続した実家について話すのに、
「これが正解」というタイミングはありません。
ただひとつ言えるのは、
気になり始めた今が、
いちばん自然なタイミングかもしれないということです。
結論を急がなくても構いません。
まずは家族で、方向性だけでも共有してみる。
それが、後悔のない選択への第一歩になります。
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