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2026.02.23

相続不動産の売却、思ったより時間がかかる理由

「売りに出せば、すぐ決まると思っていました」
相続不動産のご相談で、よく聞く言葉です。

実際には、相続不動産の売却は
思っている以上に時間がかかるケースも少なくありません。
今回は、その理由を分かりやすく整理してみます。


理由① まず“相続の整理”に時間がかかる

通常の売却と違い、相続不動産の場合は
売却前にいくつかの確認や手続きが必要になります。

・相続人の確定
・遺産分割協議
・名義変更(相続登記)
などが整っていないと、正式な売却はできません。

書類の準備や話し合いに時間がかかり、
「まだ売り出していない」という状態が続くこともあります。


理由② 家族間の温度差

兄弟姉妹で相続している場合、
「すぐ売りたい人」と「残したい人」で意見が分かれることもあります。

この温度差を丁寧にすり合わせないまま進めると、
途中で話が止まってしまうことも。

売却は不動産会社とのやり取りだけでなく、
家族間の合意形成も大切なプロセスなのです。


理由③ 価格設定の迷い

「せっかくなら高く売りたい」
これは当然の気持ちです。

ただし、相場より高めの価格でスタートすると、
内覧が入らず、結果的に販売期間が長くなることもあります。

価格は感情ではなく、
市場の動きや事例をもとに判断することが、
スムーズな売却への近道です。


理由④ 片付けや建物の状態

長年住んでいた実家には、
思い出の品や家財が多く残っていることがほとんどです。

片付けに時間がかかったり、
建物の老朽化による修繕の検討が必要になったりと、
売却前の準備に予想以上の時間がかかることもあります。

最近は「現状のまま売却」できるケースも増えていますので、
無理に完璧に整えようとしすぎないことも大切です。


理由⑤ 買主が見つかるまでの期間

売り出してからすぐ決まる物件もあれば、
数か月かかるケースもあります。

立地や価格、建物の状態など、
さまざまな条件が影響するため、
一定の販売期間は想定しておくと安心です。

「時間がかかる=失敗」ではありません

売却期間が長くなると、
「何か問題があるのでは」と不安になる方もいます。

しかし、相続不動産の場合は、
手続きや調整に時間がかかるのは珍しいことではありません。

大切なのは、
状況に合わせて適切に見直しをしながら進めていくことです。


まとめ|余裕をもった計画が安心につながる

相続不動産の売却は、
「すぐ終わるもの」と思っていると焦りが生まれます。

・相続の整理
・家族間の合意
・価格の見極め
・販売期間

こうした流れを踏まえ、
少し余裕をもったスケジュールで考えることが大切です。

もし今、売却を検討しているなら、
まずは現状を把握し、全体の流れを確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
それが、安心して進めるための第一歩になります。