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2025.04.02
マイホームの「住み替え」とは、住居を買い替えて引越しをすることです。
住み替えでは、「今住んでいる家の売却」と「住み替える家の購入」の2つの不動産取引を行います。
この一連の不動産取引において、旧居の売却金で住宅ローンを一括返済して抵当権を抹消し、
新居で新たな住宅ローンを組む場合、一般的に売却と購入の同日決済を目指します。
つまり、旧居の売却では買主を見つけ、新居の購入では住み替えたい理想の家を探しながら、
決済タイミングを同日に合わせるという形です。
マイホームの住み替えでは、2つの不動産取引をスムーズに連携できるよう、
売却と購入を1社の不動産会社且つ人の担当者に任せることがほとんどです。
住み替えに要する期間は3カ月~1年が目安となります。
ただし、住み替え期間が延びると下記のような事象が起こることがあるため、
住みかえ環境が変わらないよう、できるだけ短期間で済ませたいものです。
■旧居が売れ残ってしまい売り出し価格が次第に下がる
■仮住まい期間が延びるにつれて仮住まい費用も増えていく
■仮住まいの環境に慣れてしまい環境を変えたくなくなる
■住み替えモチベーションが低下する
■金利、物件価格が変動して当初の資金計画が合わなくなる
■勤務先、雇用形態、収入が変わると申し込める金融機関、審査の難易度、適用金利が変わる
住み替えにかかる費用は下記を目安に、現金で用意しておきましょう。
旧居の売却にかかる費用▶売却価格の約4%
新居の購入にかかる費用▶購入金額の約8%
ただし、旧居の住宅ローンを完済している場合や、
新居の購入で住宅ローンを利用しない場合は、上記より少ない費用で済みます。
適切な住み替えタイミングは、目先のお得感から無理に引越すことを避け、本人や家族の事情を最優先に考えるべきです。ただし、旧居の売却では家の価値や価格が変化しやすい下記の時期を意識しておくと良いでしょう。
■5・10・15年など、切りの良い築年数を境に売却価格が下がりやすい■周辺に競合物件が多いと値下げ競争が起こって売却価格が安くなる■減税条件(所有期間や築年数など)から外れると価格が下がりやすい
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